昭和の香り・・・「ちゃぶ台」
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皆さんの家に「ちゃぶ台」はありますか?ちゃぶ台って、昔の懐かしいイメージがありますよね。「サザエさん」などにアニメによく登場していますが、今は部屋自体も洋風になり、テーブルを使う人が多くなってしまったので、和室に合うちゃぶ台を一般家庭で見かけることは少なくなりました。と言いつつ、我が家はその少数派に入っているんですけどね。
「ALWAYS三丁目の夕日」などの昭和の時代をテーマにした映画もヒットして、ちょっと古い昔のものがブームになっている現在。きっと、ちゃぶ台もその時代の人には懐かしく、若い人には新鮮なものに感じるはずですよ。家族みんなでちゃぶ台を囲んで食事をする。家族団らんのためのアイテムとしても最適だと思います。
ちゃぶ台とは4本の折りたたみ式の脚が付いていて、座って食事などができる台のことです。脚を折りたためばコンパクトになるので、移動も簡単で収納にも便利です。
「お膳」を使って一人ずつ専用の台で食事をしていた時代から、食事をするときは、一つのテーブルをみんなで囲んで食べる、という外国の影響を受けて「ちゃぶ台」が生まれたのは、明治時代初期から中期にかけてだと言われています。
畳の上で食事をする日本文化とテーブルを囲んで食事をする海外の文化を融合させた日本オリジナルの物なんです。
本格的に使われるようになったのは、昭和に入ってからのことです。
素材で一番多いのはセン。タモ、シオジなどは中級品、ケヤキ、サクラなどは高級品とされていて、ほかにもニレムク、パインムクなどがあります。中でも今、人気が高いのはパインムク素材のもの。色合いは渋めの茶色で、永く使えば使うほど味が出てきます。
昭和に入って、簡単に移動可能なこともあってか、ちゃぶ台は一般家庭で広く使われるようになりました。ちゃぶ台が普及してからは、おかずは一つの大皿に盛り、それぞれが取り皿に取るようになりました。
また、食後に必ず食器を洗う習慣がついたことで、衛生的になったのも当時としては大きな変化でした。
食器を毎回洗うことがごく当たり前になった今からしてみると、ちょっと不思議に思うかもしれませんが、昔は一人用の食器を使っていたので、三日に一度か、ヘタすると一週間に一度しか洗いませんでした。
確かに不衛生だったんですね。ちょっと驚きです。
ちゃぶ台の由来は中国で食事をするときに使用する「卓袱」からきています。「シッポク」または「チャフ」と発音しますが、「ちゃぶ台」という言い方はどこからきたのでしょう。
「チャフン」「ジャブン」は中国語で「食事をする」という意味です。このことから日本のちゃぶ台の語源は「シッポク」「チャフ」「チャフン」「ジャブン」のうちのどれかだと言われていますが、はっきりしたことは分かりません。外国の言葉が日本に入ってくるようになった時期とちゃぶ台が誕生した時期がちょうど重なります。
たぶん日本人が外国語を聞く機会のなかった当時、その言葉を初めて聞いた人の聞こえたままの言葉で伝わっていったことも、ちゃぶ台の語源が曖昧な理由の一つかもしれません。
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ちゃぶ台というとまるいものばかり想像しがちですが、円形・楕円形・正方形・長方形と色々あるんです。その中でも、細長いものはさらに飯台と長机に分けられます。また、長方形のものでも極端に縦横の差が大きいものはありません。
私のおすすめは、やっぱり円形のものです!円形のほうが、大勢集まったときに、一つのテーブルに座れる人数が多いような気がします。それに、一人ひとりの顔が見やすいので、おしゃべりしやすいのもメリットの一つだと思います。
あとは、これは我が家の話ですが、私がまだ小さかった頃、家の中じゅう、ずっと下を向いたままハイハイをしていて、ちゃぶ台に気付かずに角に頭をぶつけたら危ないということで(実際に何度かぶつけた記憶はありますが)、四角いものから円形のものに買い替えたのだそうです。小さいお子さんがいる家庭では円形が安全でいいかもしれませんね。
一方、ちゃぶ台のサイズはというと、幅60〜90センチとさまざまですが、一番多いのは75センチくらいのものですね。ほかにも1辺の長さが2メートル以上あるものや「豆ちゃぶ」と呼ばれる小さなものもあります。
豆ちゃぶは1辺の長さが25センチ前後で、高さはだいたい25〜30センチです。
現在は、鍋物をしたり、七輪を使うときなどに便利なように真ん中に穴が開いているすぐれものもあるんですよ。用途や部屋のスペースに合わせて、お好みのものを選んでみて下さい。
核家族化が進み、大家族という家庭も少なくなって、それぞれに生活時間が違っていて、みんなバラバラに食事をしたりすることが多い現代。その日あった出来事を話したりしながら、みんな一緒にご飯を食べる。こういう風景を最近あまり見かけなくなって、ちょっと淋しく思います。
昔とはライフスタイルが変わってしまって、みんなそれぞれ忙しく、そうするのは、なかなか難しいのかもしれませんね。
でも、一食くらいは家族そろって食べたいと思いませんか?そんなときに役立つのが、ちゃぶ台。きっと貴重な家族の団らんに欠かせないものになりますよ。
ただ、小学校低学年くらいまでのお子さんがいる家庭ではお子さんが自分でちゃぶ台の脚を折りたたんだりするときは、手を挟んでしまう危険性があるので、必ず大人がそばについててあげて下さい。私もそうだったんですけど、自分の力ではキツイと分かっていても、なぜかやりたくなるんですよね。子供って。
また食卓テーブルとしての役割のほかにも、アンティークのものや和風テイストのコレクターには嬉しい物の一つではないでしょうか。今はリサイクルショップなどで安く買うこともできますよ。昔懐かしい「ちゃぶ台」を、ぜひ、皆さんも家具の一つとして取り入れてみて下さい。なかなか渋くていい感じですよ♪